夏バテ防止の栄養補給 「さっぱりメニュー」だけでは危険

7月の猛暑で食欲が落ちると、
つい冷たい麺類やアイスクリームなど「さっぱりしたもの」ばかり食べがちです。
気づけば冷蔵庫の中身が素麺とアイスしかない…なんて経験はありませんか
しかし、これが夏バテを悪化させる原因になることをご存知でしょうか。
冷たい食べ物は一時的に涼しさを感じますが、
胃腸を冷やし消化機能を低下させ、栄養吸収を妨げてしまいます。
夏バテ防止には、エネルギー代謝を促すビタミンB1が豊富な食材が重要です。
7月が旬の枝豆や、うなぎ、豚肉などを積極的に摂取しましょう
。

特に土用の丑の日(7月下旬)にうなぎを食べる習慣は、
夏の疲労回復に理にかなった先人の知恵です。
「高いから」と躊躇しがちですが、夏バテで病院に行くより安上がりかもしれません。
また、夏野菜の代表格であるトマトやピーマン、ゴーヤには抗酸化作用があり、
暑さによる体の酸化ストレスを軽減してくれます。
食事の際は、温かいスープや味噌汁を一品加えることで胃腸を温め、消化機能をサポートできます

「こんな暑いのに温かいもの?」と思うかもしれませんが、
エアコンで冷えた体には実は嬉しい温もりです。
また、クエン酸を含む梅干しやレモンを料理に取り入れることで、
疲労物質の分解を促進し、夏バテ知らずの体づくりができます。