私たちが摂取した食物は、
そのままの状態で血や肉になるわけではありません。
胃や腸で小さく分解(消化)され、体内に吸収されて、
はじめて健康の役に立つのです。
仮に100万円かけて栄養豊富な食品を食べても、
まったく「消化・吸収」されなかったら体内で利用できません。
100万円分の便になって排出されてしまいます。
今回は、栄養素の消化・吸収の仕組みについてご紹介します。
■消化のしくみ(口~肛門まで)
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イラストで詳しくみる↓
http://www.genmaikoso.co.jp/data/mailmagazine/20180228-01.jpg
口→食道→胃→小腸(十二指腸・空腸・回腸)→大腸→肛門まで続く、
一本の管のことを「消化管」と言います。
口から入った食物は、消化管を通りながら、体に必要な栄養分が消化・吸収され、
余りは最後に便として排出されます。
【口】
歯で食べ物を小さくし、それを舌がだ液と混ぜ合わせて、食道に送ります。
だ液は糖質(デンプン)の消化酵素を含みます。
【食道】
食道壁の蠕動(ぜんどう)運動によって、食べ物を胃へ送り込みます。
【胃】
食べ物を胃液と混ぜ合わせます。
胃液にはたんぱく質の消化酵素が含まれます。
【十二指腸】
胃の出口から約25cm。すい液と胆汁が出てきて、
栄養素の本格的な消化がはじまります。
【小腸】
小腸の表面にある微微絨(びじゅうもう)という部分で、
栄養素を最小単位に分解します。
ほとんどの栄養素は、小腸から吸収されて全身に運ばれます。
【大腸】
小腸で吸収されなかった水分を吸収し、体に不要となった老廃物を材料に
便をつくり、体外に出す役割を担っています。
どんなものを食べるかも大事ですが、
しっかりと栄養素を消化・吸収することができてはじめて、
健康を保つことができます。
なお、この大切な「消化」を助ける消化酵素は、
ストレスや加齢などにより減ることもあります。
「健康的な食品を食べているのに元気が出ない・・・」という方は、
食事から消化酵素を補ってみてはいかがでしょうか。
消化酵素は、生の大根やかぶ、味噌や麹などの発酵食品に多く含まれています。
★次回のメルマガでは、3大栄養素(脂質・炭水化物・たんぱく質)の
消化・吸収についてご紹介します。
【参考】
書籍『新しい栄養学と食のきほん辞典』
書籍『栄養の基本がわかる図解辞典』
それでは、今回のレシピをご紹介します。
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■ひりょうず
レシピ写真はこちら↓
https://caregohan.jp/recipe/detail.aspx?id=165
(1人分)エネルギー194kcal 塩分0.9g
-材料(4人分)-
・木綿豆腐:450g
・にんじん:10g
・ごぼう:20g
・きくらげ:2g
・山いも:80g
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【A】
・だし汁:1/4カップ
・塩:小さじ1/3
・醤油:小さじ1
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・揚げ油:適量
・大根おろし:適量
・柚子:適量
・醤油:お好みで
-作り方-
- 豆腐は重しをして、よく水気を切ります。
- にんじん、ごぼう、水で戻したきくらげは短いせん切りにして
【A】で煮含めます。
- ボールに豆腐を入れて、泡立て器でくずしながら”2″の具と、
すりおろした山いもを加え、さらによく混ぜます。
- 170℃の油で、きつね色になるまで5~8分揚げます。
- 器に盛り、大根おろしと柚子を添えます。お好みで醤油をかけます。
-ポイント-
ひりょうずは漢字で「飛竜頭」と書き、がんもどきのことです。
付け合せの生の大根おろしには、アミラーゼやプロテアーゼ、リパーゼなどの
消化酵素が含まれ、消化を助ける働きをしてくれます。
油物や肉料理など、一般的に胃腸に負担のかかる料理との相性◎。
たっぷり添えてお召し上がりください。
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株式会社玄米酵素 管理栄養士 内糸恵理
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